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この定理は, その名のとおり, “バナッハ”と“タルスキー”という2人
のポーランド(学派)の数学者によって, 1924年に発見されました.
実は, それ以前に, ハウスドルフ
(Felix Hausdorff, 1868〜1942)が「バナッハ・タルスキーのパラドックス」
のかなりの部分を証明していました.
バナッハ(Stefan Banach, 1892〜1945)は, 解析学における基本
的概念であるバナッハ空間を導入したことで有名な
人物です. また, 関数解析学
における有名な書物『線型作用素の理論』でも世界的な名声を得ました.
タルスキー(Alfred Tarski, 1902〜1983)は, 数学基礎論・記号論理学にお
いて数多くの先駆的な仕事を行った著名な数学者です.
Yamagami Shigeru
平成15年2月14日