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もう一つの「バナッハ・タルスキーのパラドックス」

「バナッハ・タルスキーのパラドックス」には、次のような「言い換え」 も存在します.
「 ある中身の詰まった球(体)を適当に有限個 に分割して, それらを
        再び寄せ集めることによって, 元の球(体)と同じ大き さの球(体)
        を2つ作ることができる 」

    この“言い換え”が主張していることを簡単に述べると, 1つの球を 2つに増やすことができるということなのですが, このことを繰り返せば, 実は, 何個でも好きなだけ増やすことができるのです.



Yamagami Shigeru 平成15年2月14日