「バナッハ・タルスキーのパラドックス」

「 大きさの異なる中身の詰まった２つの球(体)Ｋと Ｌがあるとする.
        このとき, Ｋを適当に有限個に分割し, それらを再び寄せ集めること
         によって、Ｌを作ることができる 」

    これが, 「バナッハ・タルスキーのパラドックス」と呼ばれて いるものです. 「バナッハ・タルスキーのパラドックス」が主張して いることを具体的に述べると, 例えば, あめ玉ほどの小さな球を 有限個に分割して組み立て直すことによって, 地球ほどの大きな球を 作り上げることができるということになります.