次は, 非常に特殊な分割合同の例であるが, 後で必要となる.
この定理3.2は, 「バナッハ・タルスキーのパラドックス」の証明の
最後の段階で使う!
例えば, 閉区間 と 閉区間
とが分割合同であるかどうかを考えてみる.
であることから,
という“スケール変換
&平行移動”で表される群
いわゆる,
次元の
ユークリッド変換群
であれば分割合同になる. 一方, 平行
移動だけに限定すれば分割合同にはならないことが知られている.