次へ: 連立1次方程式
上へ: 行列代数これだけ
戻る: 行列式のまとめ2
平面の上のベクトル
,
を考える。
で2つのベクトル
,
から作られる平行4辺形の面積を表す。ただし、
,
が
この順序で時計廻りの位置にあるときには、面積の値にマイナス符号をつけたもの
を
とする。平行4辺形の面積が平行変形で不変であることから
等が成り立つ。
これから の(多重)線型性が出てくる:
また定義から は交代性をもつ。従って基本定理により
すなわち2次の行列式は平行4辺形の符号つき面積を表す。
同様の考察により
3次の行列式は平行6面体の符号つき体積を表す。
問 17
体積の符号はどのように決めるべきか、考察する。
(ヒント:右手系と左手系。)
Yamagami Shigeru
平成14年12月23日